大花火設定6

7月最初の朝いち。本日設定6イベント、6時半集合。
なんと!今日は大花&獣王&インディ&デカドンの4機種に設定6があるのダ!
S店にしては大イベント!
それなのにみんなあまり信用せず、集まった仲間はS氏・リコ・H氏の3人だけ。
話を聞けば、S氏は獣王の6を探しに、H氏はデカドンの6探し、そしてリコは大花…とみんなバラバラだ。
獣王はわかりやすい、はずれを引くまで打って違ったらその後立ち回る…とS氏。デカドンも簡単、判別で決める…とH氏。
リコは、ただ狙い台を脂汗かいて打つのみ。
怖いなぁ-
リコの予想は昨日出た台の隣。
昨日の夜様子を見に来た時にちょっと打った、760番台ダ。
20分の1の確率で果たして当たるのかしら?
そして8:50に店が開き、みんなで狙い台に突進!
リコも760番台ゲット!
「よし、今日はここで万枚を…」
と、そこでリコとんでもないコトに気がつく。
「ク、クレジットが落ちたままになってる!!」
これはよく考えれば大変な事態だった。
S店は朝いつも1周まわしてあるのだけれど、出目を見ても小役が揃った跡はない。
しかも昨日リコが閉店間際にこの台を打った時、クレジットを最後に落としたのダ!!
もしかしてそのまま?!
そのままだとしたら、設定は絶対に変わっていない!
だとしたら昨日の据え置きで、6どころか今日は爆死コ-ス!!(キャ-)
S氏に言うと、確かにそう考えられると言うものの、
もしかしたら騙しも考えられると言う。でもS店がそんなこったコトをしそうには思えない。
そこでリコ開店間際に台を変更!昨日出てたもう1台の横へ。
昨日出てたのは766番台。じゃあ767番台にしよう!(適当)
ところがその適当さがアダとなった。
なんと、3万打っても何も来ない!なんて台を取ってしまったんだリコ!
大花の朝いちは基本的に3万。
3万打ってダメな台は基本的によくない…とゆうのがリコ達の考え。
ここでやめて他の台に移るか?そう考えてS氏に相談すると、もう1万とりあえず打ってみろ!の言葉。
泣きそうになりながらまた打ち始めると、
33000円めでなんと即当たりが出てようやく初当たり。
こんなお金使って即当たりが出るなんて、バカにしてるの?!リコかなり不機嫌。

でももっと大変な事態が起こった。
なんと!朝リコが直前に捨てた760番台が千円で大連チャン!一気に1杯!
「ま、ま、まさかあれが…」
その時の血のひきようは例えようがない。
もし例えるなら、サバチ残してその台やめて、そのあとすぐ他の人が打って万枚出そうになってるの見てるカンジね。
でも良さそうな台は他にもある、本当に大花はどれが6なのかわからない!
さてデカドンのH氏。予想した台4台とも全部チェリ-落ちず、判別のために多額のお金を使う始末。(笑)
ところが朝から1台だけ非常に立ち上がりのイイ台を発見。もしかしてこれが6?!…とその台を打っているおじさんがやめるのを待つ。そして無事その台をゲット。
さて獣王のS氏。朝千円でビック。その後バケ2連。
「あぁ、機嫌悪くなってるだろうなぁ…」と、心配していると、突然S氏走ってくる。
「サ、サ、サバ入った」
見れば青ざめた顔。
「えぇ~~!!」
ビックひいて象2連したのにサバ入って、もしかしたら6だったりして?!
S氏もリコも、目の色が変わる。
そしてサバ連で1杯出る。ところが突然全部飲まれて天井行き!しかも天サバが2連。6じゃない、2・3確定!
もう1台朝サバをひいた台があった、これまたサバチ不能のおじさんが打っている。これが6じゃなきゃ、あれが6だ!
そう思ってS氏、その台が空くのを待った。
でもその台の隣にはサバ中毒患者の帽子をかぶった男(S店でいつもサバを打つ男)がいる。しかも6らしき台を狙っているのダ。
「アイツがクセモノなんだよ-!」と、S氏。
ところが!なんとちょうどその帽子男がトイレに行ってる間、6らしき台をおじさんがやめたのダ!
S氏無事ゲット!
トイレから戻ってきた帽子男もビックリ。
さて、お昼過ぎ。ようやくすべての機種の6が判明した。
大花は心配してた760番台ではなく、
なんとリコの隣の隣(リコは昨日出た台の右隣にいたけど、反対の左隣の方だったのダ!ニアミス!悔しい!)の台。
そしてデカドンはやっぱりH氏の取った台。獣王はS氏の台。
H氏はあっとゆう間に2杯。
S氏はなんと天井にあたってそれが、前代未聞の18連チャン!
こんな天サバ聞いたコトがない!それで2杯出る。
ところがリコだけ、設定1に座り、またまたお金を使う始末。
「みんなイイ台ゲットしたのに、あたしだけ…」
もうここまでくると半べそ。
しかも大花の6、今まで見たコトのない位のビックの連チャンですでに4杯!すごすぎる!!
「もう帰ろうかな…」
S氏にそう告げてフラフラしている時だった。
リコが目の色変えてしまうような声を聞いてしまったのダ!

6を打っているのは金髪の若い男の子。その子の彼女の、
「ねぇ、もういいじゃん。かえろ-よ-」
という声!!
な、な、なに~~?!
その言葉を聞いてしまったからには、帰れなくなってしまったリコ。
6が空くワケない、でももしかしたら空くかもしれない。
そう思ったら離れるコトができず、その6周辺の設定1くさい台をチョロチョロ打っていた。
6の青年が席を立つ度、ドキドキしながら視線をあげるリコ。何度も目が合う。
ヤバイ、狙ってるのはバレてるじゃないの!(バカ)
話は戻ってS氏、また血相
を変えてリコの元に来る。その頃すでにもうゲッソリとしたリコの顔。
なんせすでに投資5万。
「どうしたの?」
「ろ、ろくじゃねぇ!」
「なんで?!」
「ハズレひいても入らねぇんだよ!」
「6だってたまにあるんじゃないっけ?」
「もう4回もだぜ…」
「えっ…」
絶句。
S氏のサバ18連した台が6じゃない。
リコは耳を疑った。でも他に6らしき台はひとつもない。絶対ナイ。
「ガセだね」
そう、ガセ!獣王6導入の張り紙はガセだったのダ!
S氏が言うには4らしい。まったく当てにならないS店!(怒)
それでもS氏、その台で頑張ると一言。
もう時刻は4時をまわっていた。
知り合いの人が大花の3っぽい台を譲ってくれたので、リコようやく設定1地獄から脱出。
結構イイカンジ、今日はこの台に骨を埋めるとするか…そう思っている時だった。
トントン。
突然肩を叩かれた。
「ん?!」
振り返ると、なんとそこには6を打っている金髪の青年!
な、なんだなんだ?!
「あの、俺やめるんですけど、やりますか?」
え、今なんて…?!
「え、や、やめるの?!」
「やめる」
「や、やっていいの?」
「うん」
何---?!
リコその場で失神寸前。なんで?なんで?やめるの?
…そうじゃなくて、なんで知らないリコにその台をくれるの?!
「や、やるやるやる!!」
話を聞けば両脇にいるカンジの悪い人たちに途中ずっと威嚇されていて、
その人達にはどうしても取られたくないらしい。
しかもリコが多額のお金を使っているのをなぜか知っていて、
何度もこっちを気にしているようだったし(笑)
どうせやめるならリコに…と思ったらしい!
でかしたリコ!
あぁ、女の子でよかったぁ…帰らなくてよかったぁ…
ずっと気にしててよかったぁ…(笑)

そしてついにリコはコインをもって、その「ろく」に移動。
この時は気持ちは例えようがない。
例えるとするなら、昔まだリコが中学生の時、
近所で花火大会があってその次の日の朝、
犬の散歩中に犬が何かにおいかいでるから見たら、8万入った財布を見つけちゃった時と同じ位。(例え長すぎ!)
あぁあの時黙っていればよかった…(後悔)じゃなくて、
その位手まで震える程ドキドキしていたのダ!
大花火を愛しつづけてきたリコの生まれて初めて打つ設定6。
でもお持ち帰り枚数なんと8000枚強!その時すでにビック23回オバケ7回。
本当に出るのか?!
その心配をよそに、すぐビック!飲まれそうな頃にまたビック。
そのあとなんと3G連チャン!次が11G連チャン!まるでシオサイ並み!すごい!
その後も1回分飲まれる頃にビックがきてまた連チャン、オバケもタカタカ連チャン。どんどんコインを増えていった。
6、とにかくすごい。
予告が常になりっぱなし!
リプレイが揃うにしても三尺が揃うにしても、とにかく鉢巻が右にまわりっぱなし!
ほとんどテロンテロン言っていた。
しかもスペシャル予告音で(遅れ)やたら入る。
目つぶっててもリ-チ目出ちゃう位、すぐ入る。
リコは、感動していた。リコが今迄打っていた大花火の6は、こうなのかぁ…
そして閉店を迎えた。
H氏、ビック28回バケ30回。(笑)
ものすごい勢いで出てたのに途中バケ地獄になって、
なんとオバケがビック回数を越えた。そのせいで7500枚。
S氏、結局獣王は4だったものの、なんと9000枚。途中の猛サバがすごかった!
そして気になるリコ、8000枚出た後だったにも関わらず、5000枚!計その台13000枚!おそるべし、大花6!
ビック37回オバケ18回でした!

<本日の結果>
機種:大花火一本
台番:787番→760番台→756番台→785番台(設定6)
投資:50000円
換金:108000円
収支:+58000円
リコ:感動の嵐
コメント;
金髪の男の子、本当にありがとうってカンジです。
大花火、だいちゅき!

※ちなみにこの時の金髪の男の子と、彼女の女の子とは、それ以来すごく仲良しです。


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